2011年4月25日月曜日

eufonius、JIMANG、霜月はるか、茶太が参加するマンスリー?テーマソングプロジェクトとは?

株式会社ティームエンタテインメントと株式会社ネクソンによる、2Dアクションオンラインゲーム「メイプルストーリー」のタイアップ企画“マンスリー?テーマソングプロジェクト”が11月25日(水)より実施中となっています!

4組のアーティストが月替わりで「メイプルストーリー」のテーマソングを書きおろすというこのプロジェクトには、独自の世界観とサウンドで多くのファンを魅了している音楽ユニットのeufonius、幻想楽団“Sound Horizon”でゲストボーカリストを担当したJIMANG、ボーカリストとしての活動以外にも作詞?作曲、時に編曲や企画制作まで幅広く行うクリエイターとしての一面も持つ霜月はるか、同人(音楽)界で様々な企画アルバムやコラボレーションアルバムで活動している茶太とVOCALOID界ではその名を轟かせているOSTER projectがタッグを組んだ“茶太 × OSTER project”が登場します。

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また2010年3月下旬には、このプロジェクトで製作された4曲を含む「メイプルストーリー」のオリジナルサウンドトラックCDも発売予定。いずれもアニメ&ゲームソング界隈で人気の高いアーティストだけに、プロジェクトともども注目を集めそうです!

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■マンスリー?テーマソングプロジェクト

【eufonius】  2009年11月25日?2009年12月16日
【JIMANG】  2009年12月16日?2010年1月27日
【霜月はるか】 2010年1月27日?2010年2月24日
【茶太 × OSTER project】 2010年2月24日?2010年3月31日


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引用元:sun rmt

2011年4月19日火曜日

レイ?オジーはMicrosoftをどこに導くのか

 オールMicrosoftプロダクツという制約を取り払い、オープンソースを受け入れた新たなモデルを模索するレイ?オジーはいつの日か、尊敬の念を込めて「Azureの父」と呼ばれることになるのだろうか――本稿では、レイ?オジーの戦略を考察しながら、間もなく開催されるTech-Days 2010で注目すべき点について考える。

●レイ?オジーの意図はどこに

 2009年11月にロサンゼルスで開催された、Microsoft Professional Developer Conference (PDC) 2009のキーノートを覚えているだろうか? このキーノートで、同社のCSA(Chief Software Architect:主席ソフトウェア設計者)であるレイ?オジーは、Windows Azureの立ち位置と今後の計画について、いつものように理路整然としたロジックを展開し、観衆の理解を得たかに見える。しかし、突如として切り出したオープンソースへの取り組みについては、すべての人々を驚かせたにしても、漠然とした期待を抱かせるに、その説明をとどめている。

 以下のロゴをPDCキーノートのスクリーンに映し出し、それに続いてWordPressの創始者であるAutomatticのマット?マレンウェッグを登壇させ、WordPressをAzureにデプロイするデモまで見せた、レイ?オジーの意図はどこにあるのだろう。しかも、このWordPressのデモでは、ご丁寧なことに、MySQLとApacheが準備されているというメッセージまで表示されているのだ。

 Microsoftにおけるオープンソースという、誰もが興味深く見守ってきたテーマについて、同社の幹部が何らかのメッセージを発信するのは、きわめて珍しいことである。11月上旬に来日して、Microsoft Developer Forumのキーノートスピーカーを務めたスティーブ?バルマーも、オープンソースについては一切ふれることはなかった。

 その一方で、現場のエンジニアたちは、オープンソースとのインターオペラビリティを求めて突っ走っているかのように見える。まず、2009年の5月ごろにCodeplexでPHP SDK for Windows Azureが、Microsoftがコミットするインターオペラビリティの一環として、また、PHP開発者とWindows Azureをつなぐオープンソースプロジェクトとして発表されている。

 続いて、PDC直前の10月下旬には、Azure TeamブログでWindows Azure Tools for Eclipseに関するアナウンスがあり、PDC直後の11月下旬には、Microsoftでアーキテクトとして活躍するサイモン?デイビスが、Ruby on RailsもWindows Azureでサポートする姿勢を自身のブログで示した。

 ここで、PDCでのレイ?オジーのキーノートに話を戻すが、上記のロゴをスクリーンに写しても、また、WordPressのデモでTomCatが動いていることをにおわせても、それらのオープンソースソフトウェアがWindows Azure Platformの中で、どのような位置付けになるのかは説明していない。

 ましてや、オープンソースリポジトリであるCodeplexも、それぞれのエンジニアたちのブログも、Microsoftのオフィシャルな判断や決定を伴うものではないのかもしれない。つまり、いくらWindows Azureの柔軟性をアピールしても、トーンダウンしてしまう可能性は否定できないわけだ。

●Microsoftの大転換

 いまのMicrosoftには、3つの大きな論点がある。つまり、パッケージ主体の収益構造からの急激な転換は不可能という現実論と、その転換を急ぐべきだという別の現実論、そして、オープンソースを拒絶するパブリッククラウドは成り立たないという、苛烈な現実論である。

 言うまでもなく、Microsoftの収益の柱はWindowsクライアントや、Office、Windows Server、SQL Serverといったパッケージであり、SaaS型の企業向けサービス「Microsoft Online Services」の第1弾として提供されたMicrosoft Business Productivity Online Suite(BPOS)などのオンラインサービスによる売り上げは、全体の1%にも満たないのではないかと思われる。

 こうした業態を、サービス中心のビジネスへ本当に転換できるのだろうか? 何より、転換が必要なのだろうか? レドモンドの首脳陣たちは、こんな自問自答を毎日のように繰り返しているのだろう。しかし、マーケットは正直で冷淡だ。2009年末のロサンゼルス市の決定を思い出してもらいたい。同市では、3万4000人の市職員に提供するアプリケーションについて、14種類の候補を検討した結果、Google Appsを選択したという。幾つかの英語サイトでは、クリエイティブな作業に従事する職員にはMicrosoft Officeを与え、そのほかの大半の職員にはGoogle Appsを与えるというコメントが添えられていた。

 もし、あなたがロサンゼルス市に住むMicrosoftの従業員だったとして、こうした行政の判断に異を唱えるだろうか? 恐らく、納税者の立場から喝さいを送るはずだ。そして、ITのコモディティ化は行政に限ったことではなく、民間企業でも同様の動きが始まっている。日本でも、パナソニックグループがMicrosoftのExchangeからLotusLiveに移行するという報道が、各メディアの紙面を賑わせたことを思い出してほしい。つまり、大規模な組織がすべての職員にPCを提供するとき、Windows 7やMicrosoft Officeの価格に見合うユーザーは少数派となってしまうのだ。

 米国におけるWindows 7 Ultimateの価格は319.99ドルだが、例えばUbuntuを載せたDELLのInspiron Mini 10が299ドルで売られているという現実を、レドモンドの首脳陣は直視すべきだ。恐らく、ロサンゼルス市のような方針を持つ組織は、300ドルもしないPCを職員にばらまき、Googleにいくばくかの対価を支払うことで、その投資のほとんどを完結してしまう。改めて言うまでもなく、エンタープライズシステムの有益性を計る主な尺度は、その費用対効果である。だからこそ、より安価なITを求める市場はクラウドへと流れ、MicrosoftもAzureでそれに追随しているのだ。

●Tech-Days 2010のキーノートに注目

 MicrosoftがWindows Azureを有していなかったとすれば、この企業に今後も魅力を感じるだろうか? こんなアンケートを実施したとすれば、恐らく大半がノーを表明すると思う。Windows Azureは、Microsoftの将来を担う柱として期待される存在だ。しかし、クラウドを推進する以上、オープンソースとのインターオペラビリティを取り入れないことには、自ら市場を制限してしまうことになる。これまでの、オールMicrosoftプロダクツという制約を取り払い、オープンソースを受け入れるべきというのが、レイ?オジーやAzureチームのメンバーの考えである。

 来週、東京で開催されるTech-Days 2010。そのキーノートで注目されるのは、オープンソースとのインターオペラビリティに関するメッセージである。PDCと同じラインにとどまるのか、前進するのか、後退するのか。それにより、Windows AzureとMicrosoftの将来が占えるはずだ。

 キーノートスピーカーはマイクロソフトの執行役であり、デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の大場章弘氏。レドモンドからはデモンストレーターとしてWindows Azure担当テクニカルストラテジストのスティーブ?マークスが来日する。レイ?オジーがPDCで見せた、あのオープンソース陣営のロゴを見せて、この3カ月間における進ちょくを説明してほしいと願うのは、わたしだけではないだろう。

 話はそれるが、コンテナデータセンターについて秀逸な論文を書いたジェームズ?ハミルトンが、つい最近自身のブログでプライベートクラウドのナンセンスさを一刀両断に切り捨てている(Private Clouds Are Not The Future)。今になって考えてみると、例えばプライベートクラウド構築キットといったような生半可なプロダクトを、Microsoftほど売りやすいベンダーはなかったはずだと思えてくる。しかし、それをせずに、クラウドの王道であるパブリックを、つまり、シェアードとしてのAzureを、ここまで育ててきたMicrosoftに拍手を送りたいと思う。ぜひ、クラウドの大輪を咲かせてほしいところだ。

 そのためにも、レイ?オジーのメッセージを、つまりオープンソースとのインターオペラビリティの必然性を、日本のデベロッパーとユーザーにも伝えてほしい。それは、単に日本国内にとどまらず、空前の大転換を推進するレイ?オジーを後押しする声となり、レドモンドにもフィードバックされるはずだ。

 あなたたちの素晴らしいチーフアーキテクトを強く支持してほしい――日本のマイクロソフトには、そう願うばかりである。部外者がとやかく言うべきではないと思うが、その企業のチーフアーキテクトが外に向けて発信している内容に、賛意を示すくらいは許されるだろう。

 最後になるが、わたし自身はMicrosoftのファンであり、Windows 7も、その後にリリースされるOSも、ずっと使い続けていくことをお約束する。【鵜澤幹夫】

引用元:信長 rmt